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たをやめオルケスタのお告げ

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「たをやめ女子デート日記」 vol.19 後半 〜ゆうかちゃんとほんわか下町デート〜  

たをやめ女子デート日記 vol.19
ゆうかちゃんとほんわか下町デート

後半:谷中銀座と大好きな〇〇



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◎PROFILE◎
名前:沼尾木綿香(ぬまおゆうか)
楽器:アルトサックス、フルート
誕生日:8月7日
血液型:A型
出身地:栃木県
自分を一言で表現すると:だらしない


>>1月某日 16:00

電車に乗って、日暮里駅へ。
そこから歩いて谷中銀座にやってきました。
こちらでの目的は「食べ歩き、からの飲み」
というわけで散策スタート!
個人的には初めての谷中(来てみたかった)に心躍ります。

商店街の入り口に当たる長い階段は名所だそうで、
「夕焼けだんだん」と呼ばれ、女将によると、アニメにもなっているとのこと。
確かに街中でポスターを見かけました。
その時は「へ〜」と思っただけだったのですが、今この記事を書くに当たって検索してみたら、とてもおもしろいです…!
夕やけだん団

さらに女将から「この階段は上りと下りで段数が同じにならないらしいよ」との情報が。
早速検証してみました。

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せーので数えながら降ります

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途中でカウントがずれたのでやり直したりして…

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やっと同じになりました!



そんなわけで、無事に商店街の中へ。
昔ながらのお惣菜屋さん、新しそうなスタンプ屋さん…
評判通り、たくさんのお店が並んでいます。

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谷中銀座は猫も名物


揚げ物やお惣菜を売っているお店で、各々好きなものを購入!

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美味しかったなあ…


近くの酒屋さんでお酒を買うと、お店の外にビールや日本酒のケースで椅子を作ってくれました。

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かんぱーい!(うんぴーはお茶)


とりとめのないおしゃべりをしているうちに、だんだん日が暮れて寒くなってきました。
商店街とその周辺を引き続き散策しながら落ち着く場所(良い感じの飲み屋さん)を検索。

「谷中には、ゆうかちゃんの大好きな『酒場放浪記』に登場したお店があるに違いない!」
という話になり調べてみると、やはりありました『ときわ』さん!

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ゆうかハイテンション


というわけで、いよいよ

>>18:00、美味しいお酒とおつまみで暖まりつつ、インタビュー!


ーまず小学校で吹奏楽部に入ろうと思ったのと、入ってからサックス担当になった経緯は?
(スーパーアシスタントうんぴー)

幼稚園からずっと仲の良かった子がいたのですが、その子には年の離れたお姉さんがいたんです。
そのお姉さんが吹奏楽部でパーカッションをやっていて、上手い高校に行って賞をとっていて。
その友達が吹奏楽部に入るというので、「私も一緒に入ってパーカッションをやりたい」て言って入ったんです。
入部して、第3希望までやりたい楽器を書くのですが、第1希望のパーカッションは、
私と友達の他にもう一人希望者がいました。
第2希望は、お母さんが中学生の時ホルンをやっていて、楽器を知っていたので、ホルンと書きました。
第3希望は、当時テレビ番組の『ウッチャンナンチャンのウリナリ!!』で、ナンチャンが
テナーサックスを吹いていたのを見ていて、サックスという楽器を知っていたのでサックスと書いたんです。


ー「かっこいい」とかじゃなくて「知ってたから」という理由で書いたんだ(うんぴー)

そうなんです、それで蓋を開けてみたらアルトサックスになっていました。


ーホルンも人気があったのかな?(うんぴー)

わからないんですよね、
なんで私がサックス担当になったのか…
でも、それでサックスを始めました。

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改めて乾杯の儀


諦めるのは昔から嫌でした

ー「え〜サックスやだ〜」という風にはならなかったんだ?

そうですね、「とりあえずやってみよう」という感じでした。
でもけっこう先輩が厳しくて。

学校には、楽器の在庫数が限られていて、私は自分が使える楽器がずっとなかったんです。
それでマウスピースだけで音を出す練習をしていたんですが、それは割とすぐできるので…
つまらなかったです。

その年は、パーカッションのパートをちょっとやらない?と先生が言ってくれて、
コンクールはパーカッションで出たんです。
「このままパーカッション担当になりたいな」なんて思ってたんですけど
そんな中、他の学校から楽器を借りてもらえて、サックスを持つことができるようになりました。
同じ学年で、一緒にサックスパートに入った男の子がいたんですけど、
その子はもともとピアノも習っていて音感も良いし、男の子だから肺活量もあるし
上達が早かったんです。
私はずっと楽器がなかったから差ができちゃったんですけど、それを先輩に「どうしてできないの」と言われて
それでもう辛くって泣いて。お母さんには「もう辞めればいいじゃない」と言われたのですが、
辞めるっていうのが、諦めるのが昔からすごく嫌で「いやだ、やる!」って言って、続けました。


ー小学生で既にそんなに厳しい先輩がいたんだね。

しかもその先輩は中学に行っても居たんです。
相変わらず厳しかったんですけど、でも丸くもなっていて(笑)
楽器も上手でみんなの憧れの先輩でした。

中学の時は、部活のために学校に行ってましたね。


ーサックス楽しい!ってなったのは、小学校の途中から?

その先輩たちがいなくなってから…ですね…(笑)
私が4年生で入った時、サックスパートは6年生に女の先輩が2人いて、5年生に男の子がいたんです。
その男の子が、家が近所で知っている子だったので、やりやすかったというのがあって。
それで楽しくなりました。


ーなるほどね〜。
で、中学で燃え尽きて、高校では吹奏楽部がなくて、書道部に入ったんだよね?

私が行った中学校の吹奏楽部はレベルが高くて、毎年県で金賞を取っていました。
でも私が1年生で入った年に、いわゆる「ダメ金」というのですが、
金賞なのに次の大会(東関東大会)に行けないという…。
さらに次の年は「1銀」(銀賞の中の1位)になってしまい、
でもそこからすごく頑張って、3年生の年に金賞を取ったんです。
ものすごく頑張ったので、なんだか燃え尽きてしまって…。
コンクールとかももう嫌だな、と思ったし、高校はもっと厳しくなるし、当時吹奏楽部の強い学校は私立が多かったり、
県立でも強かったところがあったのですが学力的には…普通で、あまり行きたいと思えなかったり…
結局高校は吹奏楽部のない学校に行きました。

書道部も友達と一緒に入ったんですけど、その書道部は、こう、暗い雰囲気じゃなくて
けっこう明るい書道部だったんです。


ーバリバリ書いてるような感じ?(うんぴー)

そうですね。


ーめっちゃ大きい筆で書いたり?

そういうのもやりました、あとは、昔の中国の書家の人たちが書き遺したものをお手本に臨書をいっぱいしたり…。
中学2年くらいの時から、自分は将来音楽をやりたいって決めてたのに書道部をやってて
なのでまたお母さんに「そんな音楽と関係ないことやってないで音楽だけやりなよ」とも言われてました。
でも、辞めるのは嫌なので(笑)


ー高校の時は、別の所で吹いていたの?(スーパーアシスタントうんぴー)

地元の吹奏楽団で吹いていました。
楽器は高1の時に買ってもらいました。


ーそれで書道部がんばってたら、お母さんは確かに心配するね(笑)

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終始笑顔のゆうかちゃん


担任の先生のおかげで音大に進学できました


ー高3で進路を決めるとき、洗足学園を選んだ理由は?(うんぴー)

ーえっ、ゆうかちゃんも洗足なんだ?うんぴーの後輩?

そうです、年齢的には4歳違うので、入れ違いなんですけど、私の同期に5年生をやった子がいて。(うんぴー)

顔が似ているということで「順ちゃん?!」と言われたりして(笑)。(ゆうか)

私も別の人にゆうかちゃんと間違われたことありました(うんぴー)

ーへ〜!!


最初はヤマハ音楽院に行きたかったんです。
中学校2年生でアンサンブルコンテストを頑張った時に、外部から教えに来てくれた先生がヤマハ音楽院の出身で
その先生にすごい憧れて
とにかく凄くて、衝撃的で。先生みたいになりたい!と思いました。
その先生はポップスや演歌のバックの仕事をしていたりして。
アンサンブルコンテストの曲も、クラシックではなくジャズっぽい曲でした。

でも、高校で進路の話になった時、音楽の先生に
「専門学校より音大に行きなさい」と言われたんですけど、
音大は学費もかかるし、4年間も行きたくないと思っていて。
ピアノは小さい時に少しやってたけどもう全然弾けないし、
音大は行けないし行きたくないと思っていました。
でも私が言っていた高校はまあまあの進学校だったので、
学校側としては大学に進学させたかったというのもあるんでしょうね。

そんな中、父親が洗足学園のことを教えてくれたんです。
ちょうど、平原綾香さんが有名になった頃で、「洗足学園っていうところのジャズ科出身なんだって」と教えてくれました。

でも親は音大進学には大反対だったんです。
「音楽で食べていける人なんて本当に一握りだし、うちにはそんなお金はない!」って言って。
特にお母さんが反対していました。


ーえ〜?!

お母さんとは何度も喧嘩して、その度に私は泣いて。
でもなんとか学校見学に一緒に行くことができて
秋期講習とかにも行かせてもらえるようになって。
なんとか許しを得ました。
私が何を言っても聞かないってわかったからかな。

それから、高校の時の担任の先生がすごく良い先生だったんです。
「子供を大学に行かせられない親なんていない!」って、親を説得してくれました。


ーそのお母さんは、今ではよくライブを見に来てくれたりしてるよね?

はい。でも、今も心配はしていますね。

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お通しの鱈に感動


たをやめサックスチーム


ーたをやめに入ったのは?

『緞帳プレリュード』のリリースの頃のイベントの後に、メンバーのお誘いをいただいて加入しました。(ゆうか)

なんとなく、ゆうかちゃんは誘っても入ってくれないんじゃないかってみんなで話してて、いちかばちかで話したのを覚えてる。(女将)


ーたをやめはどうですか?

単純に楽しいというのがまずあります。
みんなの個性が強いので刺激になるし、
みんながみんな、やっぱり、バンドに対しての熱というか、そういうのをすごく感じるし、
自分もバンドの一部として何かしら貢献したいと思っています。
良い意味で気を遣わなくてもよくて、でも良い意味で気を遣い合えるので、すごく居やすいと思っています。


ー女将にとってゆうかちゃんは、同じアルトサックスで、頼れる右腕みたいな感じ?

うん、ソロ吹かなくて良いかなって思う。(女将)


ー笑! 隣にゆうかちゃんがいたら安心だよね。

でも、サックスパートみんな、不安になるところが同じだったりしますよね。
1人間違えると全員間違えたり…伝染する(笑)


ーサックスは細かくて早いパッセージが多いから、途中で少しでも不安がよぎると危険だろうなって思って見ています!

『貴婦人と一角獣』の女将のソロの途中から、他のサックス4人で始めるリフがあるんですけど、その時に「ここだね!」
って、ゆうかちゃんとのアイコンタクトで入るのが好きです(うんぴー)

あと、『Mr.ピーナッツの逆襲』でゆうかちゃんが1st取ってるのがすごい好き(女将)

リードやる機会ってほんとなくて…学生の頃から3rdアルトに楽しみを見出していたので。(ゆうか)

ゆうかちゃんが最初に来てくれた時思ったのは、「音がデカイ」ってことなんだよね。
大きな音が出せるっていうのは重要だと思ってる。(女将)

大学の時、音の大きな先生がいたんです。
特に音量について何か言われたりはしなかったんですけど、自然とそうなりました(笑)(ゆうか)

最近で言うと『あの娘のラブレター』のレコーディングの時、途中で3拍子になるんだけど、
自分で吹いててわかんなくなっちゃったりして(笑)
ゆうかちゃんがちゃんと吹いてくれていて助かった(女将)

ーレコーディング見てたけど、2人のシンクロ具合がすごかったよね。

自分でできると思ってアレンジしたのに吹けないとか、ありますよね(笑)(ゆうか)

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ゆうかちゃんと猫


自分の音楽はこれだって言えるようになりたい


ー『たのしい東京』はいつからやってるの?

名前をつけたのは卒業してからですね。
大学で卒業研究というのがあって、自分でやりたいようにレコーディングをしたものを提出するんですけど、
アレンジの授業が好きだったので、自分の好きな音楽をやろうと思って
小編成のビッグバンドみたいなのを作って録ったんです。
それまではサックスを吹くことが一番好きだったんですけど、
自分で作った音楽をやるっていうのもすごく楽しいと思うようになりました。
卒業してから、先輩にライブに誘ってもらった時に『たのしい東京』と名前を付けて出演しました。
それから5年くらいやっています。
その時々でやりたいことも変わるだろうと思うし、参加してくれるメンバーの、
バンドに対する考え方なんかもそれぞれ違うと思うので、
箱の大きさやイベントの雰囲気などに合わせて、編成なども臨機応変にやっていけたら良いなと思っています。


ーじゃあ、たをやめで今後アレンジを担当する可能性があるかな?

いや〜…(笑)(ゆうか)

やってみてほしいな〜(女将)


ー今後の目標は?

会いたい人に会う。
細野晴臣さんに会いたいです!
そのために、自分の音楽はこれだって言えるようになりたい。
まずは楽器がもっと上手くなりたいです。

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もうただの酔っ払い


ほわっとした雰囲気とがっつりキレのある演奏が本当に魅力的だなあとずっと思っていましたが、
やっぱりすごく意志の強い人なんだなあと改めて思いました。
たをやめでの活躍も、たの東など他の活動も、これからもとっても楽しみです。

……そして、インタビュー中もちょいちょい美味しいつまみが登場して会話を中断したり、
ビールを注いだりしていたわけですが、
この後も楽しく美味しい宴は続き、いろんな話をたくさんして、本日のデートは幕を閉じたのでした。
ゆうかちゃん、どうもありがとう!

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気をつけて帰ってね!


ゆうかちゃん大絶賛のダイジェスト動画 byリリーちゃん、必見です!↓

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