ごきげんよう。
「エヴァンゲリオン」を「エバンゲリオン」と表記すると緊迫感がなくなりますね。
エバンゲリオンは森の中でクマと出会ったり、「お嬢さん、お待ちなさい、ちょっと落とし物。白い貝がらのちいさなイヤリング」みたいな体言止めを重んじた会話を楽しむロールプレイングゲームです。
エヴァンゲリオンは汎用人型決戦兵器が「逃げちゃだめ!」をスローガンとして「えいっ!」「やーっ!」と言いながら敵をコテンパンにするアニメです。
女将です。
さて7/3に行われましたたをやめオルケスタ、レコ発ワンマン、
ご来場ありがとうございましたー!!!
スペシャさんよ、お花ありがとーーーぅ!!

お父さーーーん!お花ありがとーーーぅ!!
「紺碧レジーナ」にちなんで青いお花が会場に届いてた。
うれしいね。ほんとうにうれしい。
さて昼過ぎに会場入りして着々と準備を進めるメイツたち。
サインカキカキ。

音出しも入念に。
ぽーーーーん。

リハもばばーーーん!

そして壁面にはジャケットのデザインや、アーティスト写真の撮影をしてくれた
高瀬ハルカ氏の写真展の展示準備も。

これ以外にもいろんなパターンの作品があったよ。
コラージュがすんごい世界観あって、やっぱ女子がつくる女子モチーフの作品って
いいなっておもった。

さぁ準備は万端!
チケットも完売してるし!
あとはライブやるだけ!
ばばばーーーーーん!
いつもながらにスシ詰めオルケスタ。
熱気むんむん。テンションあがるね。
まりまりと秀子の絡みに興奮。

この日ライブ初公開した新曲「新しい恋」はまみさん作曲のメイツのお気に入り曲。
みんなどうだったかな。

新アルバム「紺碧レジーナ」の曲目中心にライブはどんどん展開されてゆきます。
一曲一曲にそれぞれのエピソードがあるし、いろんな思いがこもってるから、
走馬灯のようにババババーーーって頭の中が忙しかった。

そしてライブ中盤ではメンバーのフリップトークコーナーも。
18人いるからね。普段のライブではメイツ全員の声を聞くのは難しいけど、
この日はワンマンですからね。

レコーディングエピソードをみんなが語ります。
大雪がッ降って大変だった話だったり、レコーディング中に差し入れられるお弁当が
美味しいだの高級だっただの私は食べてない!たのの話だったり。笑
みんなの想い出も人それぞれです。

サッコさんは「LOVEがつまるように」って書いてあるけど、なんの話だったっけ笑。
いつでもLOVEを大切にしているサッコさん。
彼女の軽薄なLOVEがわたしもだいすきです。

さおりんごもいろいろ語ってくれました。
関係ないけど、昨年末のワンマンの時、「ありがとうのうた」をわたしがメイツに
向けて歌ったとき。この時はまだビッグバンドアレンジができてなかったから、
わたしがリズムセクションの伴奏に合わせてひとりで歌ってたんだけど。
ライブ後にさおりんが「ありがとうのうた、ほんといい曲だね」って言ってくれたのが
すごい嬉しかった思い出がある。
メイツに曲を褒めてもらえたり、好いてもらえるのは、作曲者として最高のご褒美だと
おもう。しかも「ありがとうのうた」はメイツに向けて作ってるからね。ヒトシオだよ。
ついでに言うと「紺碧レジーナ」に収録されてる「ステージ」も、わたしがメイツの
ステージで輝く姿を思ってつくった曲なんだけど、この曲について秀子さんが
「『ステージ』を聴いたとき、いろんなことが吹っ切れてもっと歌いたいと思った」って
USTで発表した手紙に書いてくれてて、これもすんごいうれしかった。
わたしの自慢。

「わたしの聴きどころ」も聞いたよ。
B.saxかおりんは「さざ波」のイントロだって。
めっちゃこだわってレコーディングしてたもんね。

そしてライブは後半戦。
「Mr.ピーナッツの逆襲」でフルート三姉妹も奮闘。

そしてなんといっても、この日のハイライトは、バイオリンゲスト「銘苅麻野」との共演!

いっしょにレコーディングしたのが年明けで、ずっとシークレットだったから、ようやく
こうしてご紹介できるのがうれしい。
めかるちゃん!
ライブで共演するのは今回が初めてになります。
なんかバイオリン奏者の歴史を覆すようなキャラ。自然体でマイペースでおもしろい。
けっこうぶっ込んだ話題を持ち込む、最高なオンナ、めかるちゃんに、たをやメイツは
ゾッコンなのであります。ゾッコン。

絶対にまためかるちゃんとのコラボライブを敢行すると女将は決めた。
そのときはよろしくね、めかるどん。

なんか「2枚目だなーっ」てずっとおもってた。
この日のライブ中ずっと。
昨年、無我夢中で五里霧中で我武者羅につくった「緞帳プレリュード」のレコ発は
ほんと必死だったけど、今回はそれとはまた違う感覚。

「一枚目よりもクオリティ高いものを」を目標につくった2枚目。
わたしとまみさんは、作曲や編曲の面で前作を絶対に上回る!って意気込んで
さらに研究してつくったつもりだし、メイツひとりひとりの演奏もそれぞれの練習あって
格段に良くなってる。そんな2枚目。

各セクションが、それぞれパート練習してくれて、全体練習もしてくれて、それで
やっと出来上がった「紺碧レジーナ」であり、この日のワンマンなのであります。
それをプレイヤーのエゴで終わらせずに、支持してくれるファンのみなさまがいることにも
とても感謝。そしてもっと多くの人にたをやめサウンドを聴いて欲しい!って貪欲になった。
それはわたしのエゴでもあり、たをやメイツの一番のファンとしての気持ち。

ライブ後はグッズの販売。
ハルカちゃんの写真の販売も。
ライブだけでなく、グッズも力を入れてるたをやめオルケスタ。
グッズを作る上での一番の注意点は「メイツが使いたいものを作る」ってとこ。
トートバッグも、手ぬぐいも、Tシャツも、クリアファイルも、今回は素敵女子イラストレーター
早苗ちゃんに描き下ろしてもらった貴重なイッピンです。

そしてレコ発を記念して、毎回ライブで配っているメイツが手書きでつくってる「たをやめ通信」を
40号分まとめた冊子をつくったんだよーーん。
編集長のサッコさんが腕によりをかけて制作してくれた冊子。
部数限定だったので、速攻完売しましたー。よっ!
冊子をもってごきげんのゆうちゃん↓

ほんとイイライブだった。
この際主観だけで語らせていただく。
わたしはこの日のライブはいいライブだったと思う。
この日のためだけに編集した動画の放映から始まったワンマンライブ。
そしてメイツの熱気とお客さんの熱気でわたしはほんとたのしかった。
でももっとイイライブできるなって貪欲になった。
そういうとこあるよね。女将。
アゲといてややサゲるとこあるよね。

今後もっともっともっとイイライブしてく。
もっともっとイイサウンド奏でたい。
もっともっとイイ時間を共有したい。

夏、アゲてくから、どうぞよろしくお願いします。
※おまけ
恒例の朝まで打ち上げ。
まじでみんなおもろい。この人たち。

たをやめを結成した当初の日記が見つかったから転記↓
「ごきげんよう。
あのね、オンナとして、やっぱりいろいろ考えるのよ。私だって。
私ね、楽器を吹く上で「オンナ」ってことにコンプレックスを感じてばかりいるわ。
自分が音楽において「オンナらしlく」あることは、自分にとってマイナスでしかないのよ。
確かにオンナってだけでアドバンテージもあるけれど、その利益は正直なところとっても
不名誉。だけど、そのチャンスに乗っかって本当に評価されたら私の勝ち。
女子ばっかりが集まったバンドなんて企画は正直いってくそくらえって思ってたわ。
結局「オンナ」の部分ばっかりに注目がいって、正当な評価もされないまま、名前だけが
独り歩きしていく。そんなんでいいの?そんな不幸なバンドをやってたまるかと思ってたわ。
でもこのままじゃ「オンナが廃る」と思ったのよ。
もうオンナとして生まれた以上、自分の納得いく評価をオンナとして勝ち取らなきゃと思ったわ。
だから自分が一番抵抗あった女子バンドを始めたのよ。
しかも生ぬるいのは嫌だったから、ビッグバンド。18人。
「オンナ」との戦い。
やってみたら、そこに集まるオンナは口にはしないけれど、きっと同じような道を通ってきた
芯の強いオンナばかりだったわ。
外側から見るとまだまだ女子バンド界全体への偏見は強いけれど、内側にいるオンナは
必死にもがいてることも知ったわ。
もちろん広き女子バンド界の中には受け身なアイドル気質もいるだろうけど。
たをやめOrquesta!!!の売りは「女子18人」。
だけどその先にある芯のあるパフォーマンスを評価してもらいたい。
そう願って、今日もこれからリハに行ってきますわ。」
女将・岡村トモ子
スポンサーサイト